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[ 限りなき夏]
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 立秋を過ぎても暑い日が続いている。 しかし空には入道雲の後ろに、秋のすじ雲が見えている。 夜になれば虫の音が増えてきた。 でも見てみぬふり、聴こえないふり。 夏よ、頑張れ!まだ衰えるな! 我輩は夏が好きである。 暑くて暑くてボーッとしてうろうろ歩くのが好きである。 まとわりつく服を脱ぎ捨てて、裸で過ごす時間が好きなのである。 昔「限りなき夏」という映画があった。 二人のサーファーが波と夏を求めて、世界中を旅するサーフィン映画だった。 夕焼け色に染まった海で、いつまでもいつまでも波乗りをする美しい映像を今でもはっきり覚えている。 とはいってもやはりちょっと暑すぎだろうか。 畑はカラカラ状態が続き、雨が降れば豪雨、そしてまた日照り続きで、カラカラ。 先日のゲリラ豪雨はほんの2〜3時間の間に、大量の雨が降り、畑が深くえぐられた。 この畑がえぐられたのは初めてのことだ。 春先の気候も気温差の激しい日々だった。 ここ数年、気候が激しい。 穏やかな日本の自然、とかやさしい四季、といったものは、変わっていくのかもしれない。
2010/08/12(Thr)
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[ 2010夏。]
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 まばたきをひとつすると、もう日付が変わっている気がする。 7月もすでに後半、、、 7月初頭はフレッシュラベンダーの出荷で大忙しだった。 今年は注文を沢山いただき、畑のラベンダーを全部刈りとっても ちょっと足らないくらいだった。 梅雨の割には雨も少なく、花摘みには幸いした。 その後は定植作業の追い込み。 ハーブ各種の補植、そして最終のイタリアンパセリの苗を植えたが、雨がほとんど降らず、こりゃぁ水を撒かないとだめかな・・・と思っていたら、急性胃腸炎になってしまった。 断続的な腹痛と、下痢に襲われ、2〜3日寝込んだ。 体はほんと正直。出荷が途切れて、気が緩んだすきに症状が現れる。 定植し立てのイタパセは、、、涙。 そして梅雨明け! 明けたとたんに物凄い暑さ! 昨年の冷夏の分まで、今年は二年分まとめての暑さになりそうだ。 空には見事なモクモク入道雲、圧倒的な陽射し、そして強烈な色。 やっぱり夏はこうでなくっちゃね。
2010/07/22(Thr)
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[ 菌の世界]
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 6月最後の日曜日、茨城から高速バスに乗って、東京神田へ行った。 鉾田発、佐原経由というこのバスは、高速といっても東京まで3時間はかかる。 マフラーに穴でも空いているのか、ギアを一速入れ間違えているのか、ルロルロルロルロ噴けきらない音を立てながら、そしてあちこちで客を拾いながら、のどかな田園風景の中を東京駅へ向かう。 3331 Arts Chiyodaという、中学校を改修した会場、ウエダ家の出版記念イベントに呼んでいただいた。 ウエダ家は文字どおり家族を基本として構成されていて、デザイン業務と平行しながら、酵母を研究するラボを主催している。 果物や野菜、自然に存在する菌を育てて、料理やパンづくりなど、生活全般に取り入れる、「酵母生活」を提案している。 さすがデザイナー集団、まるで着色料を使ったような美しいパンが並び、(もちろん使っていない。酵母、食材そのものの色)酵母を使ったシチュー、ミニトマト、みかん、お米、梅など、それぞれから育てられた酵母の味をダイレクトに試飲、試食することができた。 どれも本当においしく、そして美しく、体に沁みる味わいだった。 有機農業も目に見えない「菌」が、重要な役割を占めている。 いくら畑に肥料を撒いても土の中にいい菌類がいなければ、良い作物はできない。 僕ら人間も然り。いくら高価な?良いものを食べても良い菌が体にいなければそれらを有効に活用することはできない。 とかく人は、目に見える世界ばかりに心を奪われがちだが、目に見えない世界というものをもっともっと意識する必要がある。 家族で構成している点、そして菌に着目している点など、百姓農家と共通していることが多々あり、とても勉強になる一日だった。
2010/07/01(Thr)
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[ 5月怒涛]
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 怒涛の如く、5月が通り過ぎた。 当農園にとっての5月は、育苗から植え付け、収穫、乾燥と、全ての仕事が重なる時期であり、一年のうち一番売り上げる時期でもあり、その上今年は、葬儀を出し、引越しをしながら、畑の登記をし、有機JASの認証検査がありーので、半日すら休みが無いという、殺人的スケジュールであった。 のんびり田舎暮らしとはほど遠く、今年の悪天候のごとく、 アップダウン連続のジェットコースターのようだった。 思わず連れ合いに、「ヒッピーに戻りてー・・・」と、ぼやいてしまった。 そんな5月の忙しい中、今年もまた田んぼに手を出した。 手を出したら最後、田の草取り、稲刈り、乾燥、脱穀、籾摺りと、様々な行程が待ちうけているのだ。 でも田んぼの中は、非日常、異次元の世界。 匂いも、空気も、住んでる生き物も、陸上とはまったく異なる。 筋肉も、脳みそも、普段のものとは、違う部位を使っている。 こうして頭と体のチャンネルは切り替わり、田んぼは日曜日の代わりとなる、、かな?
2010/05/30(Sun)
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[ アースディ]
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 相変わらず、気温の乱高下が続いている。 10℃位の気温差は当たり前なってしまった。 ハーブ苗たちは縮こまって、戸惑いを隠せない。 先週末は、4月の雪が降る中、アースディ関連のイベントで出店した。 Cartier、PRADA、D&Gなどが軒を並べる南青山の「AVEDA」さんの店頭。 とてもしっかりしたコンセプトを持つ化粧品会社で、スタッフさんたちもみんな感じの良い人ばかりだった。 この日は店内でもうちのハーブを使っていただき、「美味しい!」とわざわざ買いに出てくるお客さんもいた。 直で反応を見られるのはやっぱり嬉しい。 普段は農作業、アースワークばかりで、「日常がアースディだ」などと高をくくっているが、できる限り、外に出てキモチの交流をさせたいとあらためて思った一日だった。 今年は天気もこんなだし、我が家の山桜をゆっくり愛でる時間がなかった。 いつもはゴザを敷いて、日本酒なども軽くやりながらランチをとるのが恒例だったのに。 それでも夜は焼酎に桜の花を浮かべて愉しんだ。 でも桜の季節ももう終わり。 自家用畑では冷たい風雨で落ちた花びらで桜模様ができている。 アースディ、 地球のことを考え行動する日、 こんなおかしな天気のこと、 ちょっと考えてみませんか。
2010/04/23(Fri)
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[ オレンジ村から春へ]
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 もう桜の季節だというのに、、、寒い! 昨夜は雪のちらつく所もあったようだ。 屋根の上の風見鶏が北を向き、冬将軍の最後の踏ん張りを見据えている。 だけど、おあいにく様。 もういくら頑張っても春の勢いには勝てません。 ハウスの中のちびっ子ハーブたちは、ぐんぐん育っているし、ポットづくりも始まりました。 冬の間、土の中でパワーをため込んだスペアミントもだいぶ顔を出してきた。 ヤグルマソウは小さなつぼみをつけ、来週には最初の花を咲かせるかも。 寒いのももうちょっとの辛抱、 春はとなりのオレンジ村まで来ているはず。
2010/03/25(Thr)
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[ 春は足元から]
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 ずっと天気が悪かった。 冷たい雨と冷たい風、スパッツを履いて、靴下は2枚重ね、厚手の防寒ジャンバーがいつまでも手放せない。 なかなかストーブの前から離れられないが、重い腰をあげて畑に出る。 昨年のマルチ剥がしがまだ残ってるし。。。 でも畑に出るとちょっとびっくり! 菜の花がずいぶん立ち上がっている。 ぐるりと一回りすると、夕飯のおかずに充分な量。 よく見ればそこかしこに緑が増えていて、ハコベやオオイヌノフグリ、フキノトウ、カモミールなんかけっこうワサワサ。 葉っぱはみんな落ちちゃって、まるで冬のたたずまいの木々の枝にも春の精気がみなぎっていて、空中に霧のようなエッセンスを 放出している。 顔のあたりを流れる風はまだキーンと冷たいけれど、ひざから下はフワッとあったかい感じ。 週末は暖かくなるみたい。 足元はもう春です。
2010/03/11(Thr)
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[ ラベンダー裏話]
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 「3月」。 この響きだけで、少しは気が楽になる。 たとえ同じ温度でも「2月」という響きとは、暖かさが違う。 先日、有機農業の生産者が集まる会で、北海道富良野から来た生産者と話す機会があった。 富良野といえば、一面広がるラベンダー畑、ドラマの舞台としても有名だし、女子なら目がハートになる憧れの地。 開口一番、彼はこう言った。 「オレ、ハーブって嫌いなのよ。特にラベンダーは大っ嫌い!」 聞いてみると、彼はハーブに対して、トラウマがあるということ。 彼がまだ子供だった頃、富良野はそれこそラベンダーの大産地で、よく収穫を手伝わされたそうだ。蜂に刺されながら、大量のラベンダーをかかえ、蒸留工場まで運び入れる。 蒸し暑い工場内、鼻をつく濃厚なラベンダーの匂い。。。 疲労と匂いで頭はクラクラしていたそうだ。 今でもラベンダーの香りを嗅ぐと、蜂にさされた痛さと、疲労と蒸し暑さと、濃厚な匂いが甦り、幼い頃のつらさを思い出す、ということ。 彼のおもしろおかしい話ぶりと、現状のハーブやアロマに対する 認識のギャップに、僕は大笑いしてしまったが、現場ならではの貴重な話だった。 写真は落ち葉かき最終。 もう春がきちゃうから、と片付けることに。 茶色やモノトーンの世界にいきなり現われ発光する黄色。 春先、うちの山にまず色を加えるのは、クロッカスの花。
2010/03/04(Thr)
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[ NO WOMAN,NO CRY]
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 にわかに忙しくなってきた。 やるべき事、やらなければいけない事が増えてきて、すき間があまりない。 それでもひとつひとつ片付けていくと、やがてまた心に余裕ができて、さてお次は?、と新たな一週間が始まる。 落ち葉かき。 まずは下草を刈る。スタッフTは「マイ草刈り機」を持参でやってくる。何とたのもしい! いないでしょ、マイ草刈り機を持ってる女子って。 それからいよいよ落ち葉かき。 「熊手」を持って、山の斜面を登ったり、降りたり、昨年積んでおいた腐葉土からは、やっぱり今年もカブトムシの幼虫が、たくさん出てきて、キャーキャー言ってたらしい。 落ち葉かきは女性3人組におまかせして、僕はこの日は、別行動。 知り合いの「鶏舎」立ち上げの手伝いへ。 こっちは完全、男の世界。 ユニックと、インパクトと、カケヤの音が鳴り響く。 最初は、今日中に立ち上がるかな? と不安もよぎったが、気心知れている、懐かしい顔ぶれ、息が合って、ちょうど夕方に片付いた。 昔はよくこの面子で仕事をして、毎日のように酒を呑んだ。 すれ違ったり、もつれたり、今はなかなか会えなくなってしまったけれど、仲間であることに変わりはない。
2010/02/22(Mon)
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[ 真新しい季節]
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 凍てつくような寒さ、雪がちらつく中、ハウスの中で「踏み込み温床」づくり。 「踏み込み温床」とは、発酵熱を利用して暖かいベッドをつくり、ハーブや野菜の赤ちゃんを育てる保育器のようなもの。 材料は稲わら、米ヌカ、昨年の堆肥、雑草や野菜のくずなど。 これらを微生物のエサとして発酵させる。 しかし今年はどこへ行っても米ヌカが手に入らず、やっとの思いで確保できた。 鶏糞も品薄のようで、化学肥料から鶏糞などの有機肥料に切り替える人が多いという話。 原油が高騰した時に、化学肥料はえらい値段が上がったし、昨今の農業ブーム、環境保全ブーム?が安価で良質な材料を品薄にしているようだ。 とってもいいことだけど、こんなに入手に苦労するのはちょっと困るなぁ・・・ とにかく稲わらを切りまくって、それを長方形に積んで、米ヌカをふって、昨年の堆肥を混ぜて、水をかけて踏み込んでいく。 踏み込んでいくから、なかなか高く積み上がっていかない。 体は冷え切ってたのに、一枚一枚上着を脱ぎ捨て汗だくになってくる。 なんとか1ブロックが完成。うちはこれを3ブロック作る。 これで温度が順調に上がってくれれば、いよいよ種蒔き! 真新しい季節がやってくる。
2010/02/15(Mon)
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